貴金属加工_69 ワックス加工_45
こんばんは。
今日から加工実習という新しい科目が追加されました。
内容は…「何でも作っていいよ」です。
なのですが、貴金属加工が遅れ気味なので、一先ず既存の科目を進めることに。
午前は、貴金属加工です。
昨日作っておいた石座をロウ付けして外周のみペーパーで800番まで研磨しました。
石座のロウ付け時に外座と中座に隙間が大きかったので、1mm角のロウ材を
全部で13個使いました…、火も3回も当てて…。
隙間を極力小さくというのがかなり難しいです。
リングのロウ目に糸鋸で印を付けて、石座を入れるスペースのセンターとしました。
糸鋸でリングをカットした後、石座の外周に合わせて切断面を円弧に削り
リングと石座をロウ付けしました。
ただ、リングの板厚が薄かったので、火を当てた時変形してしまいました。
少し負荷がかかっていたかもしれません。
芯金に入れて木槌で少し叩いて、綺麗な円にしました。
リングは再度研磨しないといけません。
次は、リングの研磨と外座が少し高いので石のテーブル面まで削ります。
午後のワックス加工は、みつろうワックスです。
柔らかいワックスで、手で温めながら引き延ばして筋目を出して
それを折りたたんで何層も深い筋目の"引き目"を出したい時に使用するワックスです。
画像で少し筋が見えると思います。
ただ、素手で温めるとネチネチ手にくっつく感覚と松ヤニ特有の匂いが結構します。
教科書では、鋳造したらいい感じになるっぽいです。
先生がみつろうワックスで、小さいビルを建てた方がいるとおっしゃってました。
少なからずコアなファンユーザーがいるようです。
頑張ってマスターします。
何度も練り直していると、白い塊が出来始めてなかなか筋が出来なくなります。
溶かして再度固めると再び使えるようになります。