ふみだむブログ

アクセサリー制作のスクールにて勉強中の内容をご紹介しています。

貴金属加工_114&115

こんばんは。

 

今日の帰りは中々ハードでした。

地下鉄はフル満で、いつも乗っている名鉄は遅延と運休で久しぶりにJRで帰りました。

JRも踏切点検どうのこうので遅れていました。

…疲れた。

 

fumidamu.hatenablog.com

続きです。

 

午前も午後も貴金属加工です。

着いて早々銀の地金を持って来るのを忘れたのに気付きました。

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そして、購入しました。

結局いつか買うので、いいんです。

このプレートを使ってバチカンを作っていきます。f:id:fumidamu:20211023190209j:image

4mm幅に糸鋸で切って、刻印を打った後に曲げました。

本来なら先に形状を作って曲げるところですが、気が急いてしまいました。

あとから開いたり閉じたりするので多分大丈夫です。

コレは一先ず置いておいて丸っこい物をちょっと進めます。f:id:fumidamu:20211023190239j:image

あまり変わっていませんが、少しだけ潰し量を多くしてはみ出た肉を削りました。

手が空いたら潰したところだけペーパーで削ってヘラで磨きます。

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手元にあった丸線で内径Φ2の丸カンを作れるだけ作りました。

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そして丸カンを石座にロウ付けしました。

…よく見ると左側の石座にロウ付けした丸カンが少し溶けて、

ギリギリ繋がっている状態になってしまいました。

あとで付け直します。

こんな感じで午前はパーツ作りとプチ仕上げでした。

 

お昼休み。

ワックスの続きです。

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ちょっと並べてみました。

左から鋳造したサンプル、ワックスのサンプル、自作のワックスです。

やっぱり比べると一回り大きいんですよね。

そのせいで重くなってるのかなと思いますが、それでもサイズはデザインとほぼ同じ。

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裏から見たら更に大きさが際立ちます。

もう少しだけ裏抜きする余地もありますが、ほぼ無りゲー状態です。

滑り台部分が山になっていて角ばっているので、削る余地があります。

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とりあえず重さを。

6.6g、0.6g、0.9gとなっています。

0.6×10.5=6.3g 少し重いのはタグ分かな?

僕のワックスがこのまま鋳造されると、

0.9×10.5=9.45g 鋳造してしまうとかなり差が出てしまいますから

やれるだけやって、目標の重さに近づけたいです。

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角を少しだけ削りました。

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パッと見の形状はこれ以上どうにもならないので、手が空いたら裏抜きを進めます。

 

午後は、丸線作りからです。

ただ、せっかくプレートの状態で買った地金を丸線にするのは無駄が大きいので

余っている地金の端材を溶かして丸線を作ることにしました。

(時間的には無駄ですが、通う毎に新しいことを覚えたいです)

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チョコ皿です、1皿110円(税込み)。

見た目通りの素焼きのペラいお皿だと思って良いです、淵が製品とは思えない…。

右側が地金の端材です。

コレを溶かしていきます。f:id:fumidamu:20211023190224j:image

出来ました。

(さすがに、教えてもらいながら超高温の中で写真は撮れませんでした。)

まず、下準備としてチョコ皿を赤くなるまで加熱して硼砂(ほうしゃ、ホウ砂)を

スプーン小さじ1杯位入れます。

すると発泡して溶けたガラスの様になります。(代わりにフラックスを使う方もいます)

そこに端材の地金を入れてバーナーでシャビシャビになるまで、地金を完全に溶かします。

ホウ砂を入れる事で不純物にまとわりついて取り除いてくれたり、チョコ皿に地金が

溶着し辛くなるような効果があります。f:id:fumidamu:20211023190252j:image

完全に溶けたら、型と一緒に温めながら一気に型に流し込みます。

(型には事前に油を入れて、地金がくっつかない様にしておきます。)

ためらったり、一気に入れないと団子状態になってしまうのでやり直しになります。

上手く型に流し込めたら取り出して、水に入れて急冷してからの筋トレです。

左手にピンセットorヤットコ、右手に金槌を持ち、ヤットコで地金を固定して

金槌で銀の地金を親の仇の様に叩きまくります。

地金を締める、その後の加工を考えて正方形になる様に叩きます、ひたすら。f:id:fumidamu:20211023190247j:image

むちゃくちゃぼやけていますが、正方形にして角は少し叩いて面取りします。

これで地金の熔解~成形まで終わりです。

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そしてコレがその後のチョコ皿です。

気分は陶芸家ですが、赤黒い箇所は銅らしいです。

赤いところはなんでしょう、これも銅ですかね。

銀も少しチョコ皿に吸われた箇所があってキラキラしています。

溶けた時に銅が少しだけ表面に出て吸着され、それが赤黒く出ているそうです。
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そんなこんなで汗だくになりつつも溶かし終え、ローラーで引いていきます。

5mm角ぐらいに叩いていたので、まずはローラーで1mm角に引いていきます。

…さすがに大分長くなるので、途中で切りました。

上が2mm角で、下が1mm角です。

1mm角はさらに線引き板に通して丸線にしていきます。

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Φ0.6mmにしました。

細すぎるとブチブチと何度も切れてしまうので嫌になります。

コレがピアス金具になる予定です、ちょっと細いかな?

午後は以上です。

 

大分パーツが揃ってきたので、次回以降はバチカンを作って金具を作って
組み上げていく感じになると思います。

 

急に秋をすっ飛ばして寒くなったので、体調を崩さない様に気を付けます。

 

 

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