おうち練習(ワックス加工)_33
こんばんは。
毎日仕事から帰って寝るまでの間に、
ワックスで少しずつ作っている物が出来たのでそのご紹介です。
印台リングです。
学校で作って以来かなりお久しぶりです。
自分用に、少ーしだけゴツ目でシンプルな感じにしたいです。
リングサイズに合わせて内径をリーマーで広げまして、中心線をケガキで描きます。
ケガキで決めたデザイン通りのサイズで線を描いて、
斜めの部分は雰囲気に合わせて適度なRを描くように削る感じです。
指の腹の部分を少し厚めなのは、デザインで少し肉が欲しいのでその為です。
大体左右対称で、Rも良い感じではないかと思います。
ケガキの線より外側なのはこの後ヤスリの番手を上げて面を整えて削るからです。
側面から見て斜めにテーパーになる様に削り、更に角を取ってみました。
印台の頭の部分が高くなり過ぎると不格好になるので、若干低めにしつつ
面取りが整った形状に見せてくれているような気がします。
少しだけナイロン布で磨いています。
指の腹の部分で面取りがちょうどストレートでセンター来るのが苦労しました。
形状は出来ましたが、現状1.85gです。
このままでも良いですが鋳造すると19.5gになって結構重くなるので、
裏抜きして軽量化します。
マジックでアバウトに削る箇所をマーキングしまして、
リューターのラウンドカッターで粗削りします。
特に頭の部分は深いのでたくさん削りたいですが、工具の軸の長さが足りないので
内側の淵に当たらない限界まで使って削ります。
大体80%位の重さになりました。
ラウンドカッターの跡がそのままなので、内側はスパチュラを使い出来るだけ
均等な厚みになる様にしつつ、可能な限り綺麗な面にします。
底が平面だと中々綺麗にするのは難しいです。
角が難しい…
自分の技術で出来る限り綺麗にしました。
ワックスの削りカスが汚かったので、水で流しました。
ナイロン布で磨いたら完成。
まぁまぁの出来ではないでしょうか。
印台リングはちょっと昔の強面のおニイさんが着けているイメージです。
着けるかどうかは別にして、今後鋳造しようと思っています。
裏抜き前と比べると65%程度の重さになりました。
地金もその分使用量が減りますし、重さも減って良い事尽くしです。
もう一つ、超薄っぺらの印台リングを作ってみました。
金属に置き換わってないので何とも言えませんが、実際に着けてると
上から見る事が多いので、こういった低頭でも意外と良いかもです。
コレを大体1日1時間ぐらいで2週間かかりました。
早くは無いですが、形状の作り方は体が覚えてくれていました。
今後は蜜蝋をまた始めようと思っています。
しばらく触ってなかったので、引く練習をかなりしないといけないです。
ちょっとしてみましたが、均一な厚みで長く引くのが激ムズです。
引き目をもう少し出せると蜜蝋の良さが出ると思います。
学校へ行かない日も少しずつワックスをいじり続けます。