ふみだむブログ

アクセサリー制作のスクールにて勉強中の内容をご紹介しています。

貴金属加工_128&129

こんばんは。

 

今日はムチャクチャ寒かったです。

外に出た瞬間雪が降っていて、今季初コート&マフラー&ニット帽で寒さ対策でした。

 

今年最後の学校なので、今日こそピアスを仕上げようとプチ気合を入れて出発です。

 

ピアス関連の物全部忘れてしまいました。

うーん…。

 

意気揚々と持って行ったのは研磨練習用のリングと軍手です。

地金の残りを見て、何が出来るか考えてみることに。

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大体9.7gあります。

より線を見て、三つ編みでリングでもいいかな~。で、作ることにしました。

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熔解してローラーで引いて、丸線を作っていきます。f:id:fumidamu:20211218205857j:image

思いのほか長く出来たので、いくつか切ってみました。

2mm角、Φ1mm、Φ0.7mm、Φ0.6mm。f:id:fumidamu:20211218205839j:image

今回はΦ0.6mmで三つ編みのリングを作ります。

他の角棒と丸線はまた別の機会で使おうと思います。

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数年ぶりに三つ編みをしました、なかなかに難しいです。

紐や髪の毛とは違う、金属特有の性質を相手に編まないといけません。

1.編む前になます。(加熱して柔らかく)

  なます前に編み始めると、まるで針金を曲げるようにゴワゴワした感じになります。

  バネの様に元に戻ろうとする力がハンパないので綺麗に編めません。

2.素早く、一定の感覚と力で編む。

  なました後はタイムリミットがあって、徐々にゴワゴワ感が出てきます。

3.丸線は丸いことを忘れない。

  色々な方向を向いています、髪の毛もどんなに綺麗に編んでも

  真っすぐにはならないです。

今回は20cmくらいの長さで編んで、綺麗な部分のみをカットして

使う事にしました。

ボコボコで真っすぐではなかったので、編んだ後になまして

両サイドから引っ張って伸ばした後、軽くローラーで引いて面を作りました。

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三つ編みの線同士をロウ付けするのはかなり難しいので、間に刻印を打った

プレートを挟むことにしました。
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矢坊主を使ってリングの内径に合う曲面を作っています。

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三つ編みは、少し失敗した予備を使って練習します。

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片側をロウ付けした後に、リング状に巻いて反対側もロウ付けします。

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高さやヨレにムラが出るので、ローラーで面を作って正解でした。

ただ、ロウ付け面を合わせ辛いのでプレートは後で丸くした方がいいかもです。

ロウ付けが上手な人はこのやり方がいいと思いました。

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研磨がまだ終わっていないので、白い部分が残っていますが後でブラシバフで磨きます。

金属で編み物をするのは、なかなか面白いです。

組み合わせて色んな使い方が出来そうです。

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研磨剤を使うと隙間に入り、かなり取り辛いです。

それとロウ付け時にロウの量が多いと、編んだ隙間にグイグイ入っていくので、

せっかくの三つ編みが台無しになってしまいます。f:id:fumidamu:20211218205836j:image

マネキンの小指に装着、今度は綺麗に作ろう。