ふみだむブログ

アクセサリー制作のスクールにて勉強中の内容をご紹介しています。

貴金属加工_132&133

こんばんは。

 

前回はピアスの石留めをしたところでした。

fumidamu.hatenablog.com

 

鏨(たがね)でタッタカ気持ちよく叩いて、地金固定材から外してみると

なんと石座から激ズレでした。

f:id:fumidamu:20220115191712j:image

(1週間放置していたら傷だらけになっていました…)

先生に状態を見て頂いて、リカバリーの方法が無いか聞いてみました。

ちなみに僕は、はみ出ている石座を削ってごまかすです。

賭けだけど、石座の横潰してみる?

板爪やフクロ爪は基本的に爪を起こせないそうなので、石座の膨らんだ部分を

ヤットコで潰して正面から分かり辛く誤魔化す。そうです。

2段階踏んで、石座の形状を整えます。f:id:fumidamu:20220115191704j:image

面が平らなヤットコで挟みつつ、膨らんだ方に強めに押し当てます。

おっ、意外と良い感じになりそうな予感。f:id:fumidamu:20220115191709j:image

石座を作る時によく使うヤットコで、少しずつカーブを潰して石に合わせていきます。

ピントが合っていませんが、正面から見ると石とほぼ同じラインまで戻せました。

 

コレは本当にどうしようもない時、かつ石が比較的硬い時のみしか使えない

いや、本来やってはいけないことなのでマネしないで下さい。

そして石を留める前にある程度仕上げているはずなので、ヤットコの跡が

ついてしまうので仕上げをやり直さないといけません。

でも、良かったーf:id:fumidamu:20220115191715j:image

ある程度傷を取り終えたところで、午前は終了。

 

午後は最終仕上げです。
f:id:fumidamu:20220115191707j:image

バフで磨きましたが、バチカンと丸カンがに傷があるので大きい傷を削って

再度バフで仕上げます。

f:id:fumidamu:20220115213837j:image

どうでしょう、それっぽく撮ってみました。

ピアス金具が細くてクネクネになってしまいましたが、

概ね形にはなっていると思います。

f:id:fumidamu:20220115213834j:image

丸カンにまだ傷が少し残っています…

フクロ爪の左右が叩き方の違いで、地金が片側伸びてしまったか

短くなってしまいました。

石座の丸カン側はもう少し形状を整えようかと思いましたが、

先生からストップがかかったので、このまま仕上げました。

10月中旬から始めて、やっと完成です。

両耳のピアスじゃなくて、片ピアスということで終了です。

 

少し時間があまったので、リングを半年前位に鋳造したリングを研磨します。
f:id:fumidamu:20220115191700j:image

そもそも小指にしか入らないサイズだったので、思い切って人差し指に

入るサイズに削って仕上げてみました。

f:id:fumidamu:20220115213805j:image

肉がめっちゃ薄くなって、人差し指にまだ入らないサイズです。

適当な地金をロウ付けして延長した方が良かったです。

ただ、表面のカーブを見てもらえば分かると思いますが

トゥルントゥルンのピカピカになりました。

磨くのめっちゃ楽しいです。

f:id:fumidamu:20220115213814j:image

今後着けるかは分かりませんが、ピカピカになってリングもきっと喜んでいると

思います。

貴金属加工のカリキュラムを見てみると、今まで覚えた技術でリングかペンダントを

作りましょうと書いてあったので、木目金でリングを作ろうと思います。

道具やら地金やらいろいろと準備しないといけないので、

来週の土曜までに始めれるように手配していきます。

ワックスで作った作品も今週鋳造に出そうと思います。

ピカピカにするのが楽しみです。