貴金属加工_132&133
こんばんは。
前回はピアスの石留めをしたところでした。
鏨(たがね)でタッタカ気持ちよく叩いて、地金固定材から外してみると
なんと石座から激ズレでした。
(1週間放置していたら傷だらけになっていました…)
先生に状態を見て頂いて、リカバリーの方法が無いか聞いてみました。
ちなみに僕は、はみ出ている石座を削ってごまかすです。
…
賭けだけど、石座の横潰してみる?
…
板爪やフクロ爪は基本的に爪を起こせないそうなので、石座の膨らんだ部分を
ヤットコで潰して正面から分かり辛く誤魔化す。そうです。
2段階踏んで、石座の形状を整えます。
面が平らなヤットコで挟みつつ、膨らんだ方に強めに押し当てます。
おっ、意外と良い感じになりそうな予感。
石座を作る時によく使うヤットコで、少しずつカーブを潰して石に合わせていきます。
ピントが合っていませんが、正面から見ると石とほぼ同じラインまで戻せました。
コレは本当にどうしようもない時、かつ石が比較的硬い時のみしか使えない
いや、本来やってはいけないことなのでマネしないで下さい。
そして石を留める前にある程度仕上げているはずなので、ヤットコの跡が
ついてしまうので仕上げをやり直さないといけません。
でも、良かったー
ある程度傷を取り終えたところで、午前は終了。
午後は最終仕上げです。
バフで磨きましたが、バチカンと丸カンがに傷があるので大きい傷を削って
再度バフで仕上げます。
どうでしょう、それっぽく撮ってみました。
ピアス金具が細くてクネクネになってしまいましたが、
概ね形にはなっていると思います。
丸カンにまだ傷が少し残っています…
フクロ爪の左右が叩き方の違いで、地金が片側伸びてしまったか
短くなってしまいました。
石座の丸カン側はもう少し形状を整えようかと思いましたが、
先生からストップがかかったので、このまま仕上げました。
10月中旬から始めて、やっと完成です。
両耳のピアスじゃなくて、片ピアスということで終了です。
少し時間があまったので、リングを半年前位に鋳造したリングを研磨します。
そもそも小指にしか入らないサイズだったので、思い切って人差し指に
入るサイズに削って仕上げてみました。
肉がめっちゃ薄くなって、人差し指にまだ入らないサイズです。
適当な地金をロウ付けして延長した方が良かったです。
ただ、表面のカーブを見てもらえば分かると思いますが
トゥルントゥルンのピカピカになりました。
磨くのめっちゃ楽しいです。
今後着けるかは分かりませんが、ピカピカになってリングもきっと喜んでいると
思います。
貴金属加工のカリキュラムを見てみると、今まで覚えた技術でリングかペンダントを
作りましょうと書いてあったので、木目金でリングを作ろうと思います。
道具やら地金やらいろいろと準備しないといけないので、
来週の土曜までに始めれるように手配していきます。
ワックスで作った作品も今週鋳造に出そうと思います。
ピカピカにするのが楽しみです。