貴金属加工_138&139
こんばんは。
コロナは置いておいて…今日はスーパー寒かったぁ。
朝から夕方まで雪がチラホラ、月曜日は暖かいと嬉しいです。
さて、まずはお買い物から。
ペリドットΦ3mmの黄色、242円内税。
糸鋸の刃が2種類各275円内税。0ギスと…忘れました。
木目金で何かを作る、の続きです。
いつもは時系列でのご紹介ですが、徐冷時間を上手く使って
作業をしなければいけなかったので種類ごとにします。
5mm角に切り出してネジネジを失敗した物から。
銀に光沢があった事から、なまし足りなかったということで
再度加熱してなましました。
万力で締め上げ、ペンチで今年最高の力を込めて1回転と4分の1位回しました。
実はラジオペンチをドラッグストアで140円で購入出来たので、
持って行きましたが結局お役御免となりました。
上下に地金がガサガサ部分があります。
叩いたりローラーで引いていくと、ココからペリペリ剥がれだす基になるので
あらかじめ削っておいて、なました後に金槌で4面叩いて作ります。
4面はローラーで引くように作る面です。
引いては硬くなる前になましてを繰り返します。
そして途中で出てくる、剥がれかけてくる筋を見付けたらロウ付けをします。
ロウ付けをして補強をしては、ローラーで引いてなましてはロウ付けで補強…
ちなみに上手に拡散接合が出来ていれば、こういうことは一切しなくてよいです。
どう見ても割れ欠けの部分や使えなさそうなところは、糸鋸で切ってしまいました。
長さと形状の確保、使う予定の幅や厚みが出来たらとりあえずリング用の地金完成。
なました後に、木槌で叩いて真っすぐにしました。
このままリングを作っていきます。
ソレッ。
ロウ付けして真円を出して少し削ったところです。
窪んでいるところが見えるかとおもいます。
なんとちょうど地金の薄い層の塊があったところで、ヤスリで削った時に
引っかかってボゴッと取れてしまいました。
更に少し削ってみました。
削る時に玉ねぎの様にペリペリと剥がれる現象が続きます。
先生曰く、目の粗いヤスリだと掛かって持ってかれていくことがあるみたいです。
地金の目に逆らわず、目の細かいヤスリでチビチビ削っていくしかないそう。
完成までに時間が掛かりそうです。
次は残りの本体の地金です。
スキマが出来てしまっているので、ロウ付けで補強します。
ローラーで引くにも金槌で叩くにも、割れが発生しそうな兆候が出たら
すぐにロウで補強をします。
そうしないとそこから一気に広がっていきます。
形が歪になっているのは、ところどころ糸鋸でカットしたからです。
ローラーで2.5mm厚まで伸ばしていきます。
模様を入れていきます。
今回使うのはリューターのラウンドカッター。
ケガキで大体のデザインを描いていきます。
2種類で、波と木目模様です。
波です。
結構時間が掛かりましたが、程よく模様が出てきました。
予定では1.5mmまで削ろうと思っていたのですが、なかなか思う様に
模様が出なかったので1.2mmを目標に地金を削って模様を出していきます。
もう片方は木目です。
切子の量がハンパなくて1個穴をあける度に、かなりの高温で持てないぐらい
熱かったです。
何とか模様は付けれたので、とりあえずなましてローラーで引いていきます。
模様をそのままに高低差だけなくなるイメージです。
なまして金槌で叩いてみました。
木目の方は穴がちょっと小さかったかもしれません。
板の厚み(模様の深さ)さえ考えていれば、先だろうが後だろうが
模様を入れても追加しても問題ありません。
ローラーで少し潰してみました。
波は結構いい感じに出てきましたけど、木目はもうちょっと削った方が良さそうです。
ちなみに自宅でラウンドカッターで同じように削ろうと考えると…
騒音が凄すぎて、近所迷惑になるので出来ません…。
作業場を準備するか学校でしか出来ないので地金の準備だけでも
かなり時間が掛かってしまっています。
結局まだ何を作るか決めていないです、来週へ続く。