貴金属加工_179&180
こんばんは。
少し空いてしまいましたが、行ってまいりました。
今日は木目金を使ってリングを作ります。
とはいって木目金のリングは以前にも
作ったことがあるので、石座を付けてみます。
すこし小さいですがブラックオパール です。
肥やしになっていたので使おうと思います。
銅の色合いと合うと思うんですよねー。
デザインはシンプルなリングに石座を付けて
石は覆輪留めです。
リングは二段にして内側にシルバーで外側を
木目金にして指に銅が触れない様にします。
内側に銅の色が出るのもちょっと嫌なので…。
内側のリングから作ります。
0.5mm厚にするので削る分を考慮して0.7mmの
板材を端材を溶解して作りました。
そろそろ練習用の銀を買い足さないといけません。
合間を見て夏期セミナーで作成した木目金を
なまして除冷しておきます。
ローラーで薄く引いたり金槌で叩いたり、
加工前には必ずしないといけないのですが
なまして除冷にやたら時間を使うので
2つを同時進行して待ち時間0を目指します。
ローラーで引いて必要な長さにしました。
この後それぞれリングにしていきます。
内側にくるシルバーのリングです。
ペラペラ過ぎてなかなか綺麗な丸になってくれないです。
少し握るだけで変形してしまいます。
シルバーリングの外側を削って外径に合わせて
木目金のリングサイズを作っていきます。
計算して作っても良いですが、今回は自分の指用に
微調整しながら作っていきました。
丸めてリング状にしました。
純銀と純銅なので柔らか過ぎて糸鋸で
合わせ目を切る時に変形して大変でした。
ロウ付け終了。
必要以上にロウとフラックスを盛ってバーナーの
加熱による酸化でロウが弾かれるのを防ぎます。
ちなみにちょっと失敗。
外側にくるリングの内側を削って面を平らにしておきます。
ほんの少しのサイズ調整は、芯金に入れて
木槌で叩いて延ばしました。
2つのリングをロウ付けして1つにします。
どうでしょう。
この茶色のサビサビのリング。
ロウとはみ出していたシルバーリングを削った後に
ロア不足で出来た穴をロウで埋めた直後です。
余談ですが、削ると手が真っ黒になります。
こんなような雰囲気になったらいいなの絵。
なんか違う…ストライプ?ボーダー柄じゃなくて
木目模様が合う気がしてきました。
後もう少し細い方が良いような気もします。
ちょっと路線変更して、単体で仕上げていきます。
この失敗を次に活かそうと、何度でもまた作ります。
外側を金属ヤスリで削りました。
手はもちろん真っ黒です。
少し甲丸にして指馴染みも丸くしておきます。
粉だらけなので片付けました。
ペーパーの600番で削ってみました。
押し慣らして潰す様にヘラがけしました。
薄くなった地金がペリペリ剥がれ落ちるのを
防ぐ為に一応やっておきます。
少し金属光沢は出ましたが、内側は更に綺麗に磨くとして
外側は研磨し過ぎると色が同化するので、
模様が見える様にテクスチャを入れてみようと
思います。
普通のリングなのにメチャメチャ時間が
掛かっておりますが、引き続き進めていきます。
来週学校がお休みなのと、会社のお盆休みもあるので
来週は実家に帰ろうかどうしようか悩んでおります。