貴金属加工_201&202
こんにちは。
前回リングがやっと完成しました。
特別難しい造りではなかったですが、
やはり木目金のロウ付けが満足いくものではなかったです。
まだ地金があるので、別の物を考えます。
とはいいつつも、何を作るのか何も考えていません。
分厚いカタログを参考に一手間加えたリングを作ろうと思います。
最近リングばかり作っている様な気がします。
真ん中の丸っぽい物をモチーフにデザインを考えます。
木目金を半球状にしてセンターに石をセッティング。
サイドが寂しいのでメレをセットするイメージで
中央の円形に合わせてリングの方を落とす。
こんな感じで行きます。
(ここまで1時間半を要しました。)
まずは木目金の地金をローラーで引いて、半球を作るため糸鋸で丸く切り出します。
矢坊主の凸とサイコロの凹でなましながら少しずつ半球にしました。
内から外に向かって叩くので、少しずつ剥がれや傷が出来てしまいました。
ヤスリで少しだけ整えて、形状は完成。
1500番の研磨剤で磨きました。
周りを丸線の丸カンを2段にして覆います。
上段のサイズを合わせるのがかなり大変でしたが、出来ました。
これをロウ付けします。
半球を削った理由は形状を整えるというのもありますが、
この後のロウ付けで酸化被膜や油分があるとロウが回らない為です。
下段は少し多めにロウを盛りました。
上段はロウを少なめにし、ロウ付け時に下段の余分なロウが
上段のスキマに流れる様にします。
まぁまぁ上手く流れました。
木目金の銀が少しだけ溶けてしまいました。
5分ロウと同じくらいの融点になっている箇所もあるはずなので、
ロウ付け箇所は最後まで気が抜けないです。
4時間ちょっとでここまでしか出来ませんでした。
来週は学校がお休みなので、今のうちにリング部分の詳細な寸法と
どうやって形状を作っていくか決める時間にしようと思います。