貴金属加工_4&5
こんにちは。
貴金属は、先週の続きです。
切り出した銅板をペーパーで削るところです。
600番の途中からだったので、それぞれを
600,800,1000,1200,1500番とゴリゴリ削って
この後に仕上げの工程で使う、ヘラ掛けというのを
しました。
1500番まで削ったところがこんな感じ。
更にヘラでコシコシすると、
こうなります。
少し分かりづらいですが先端がピカピカに
なって、鏡面っぽくなっています。
小さな傷をヘラで押し慣らすとこうなるそうです。
ただ、事前にしっかりヤスリで面を綺麗に
しないといけないとの事で、時間を掛けて
削ったのが報われました。
皮膚も爪も…
次は、刻印でした。
リングの内側とかに文字とかが彫り込まれてる
アレです。
銅板の余りと、
銅管をリングに見立てて刻印の練習をしました。
銅にSILVERの文字を何度も…何度も…。
刻印は、金属の印鑑の様なものを金槌で打ちつけて
彫ってある文字をリング等に転写させる様な
そんなイメージです。
角度をつけて、印を前後左右に振りながら何度か
叩かないと綺麗に転写出来ません。
叩きが足りないと、文字や模様が
薄くなってしまいます。
そんな時は、同じ位置に印を重ねて2度打ちするか
ロウで刻印を施した面を埋めるそうです。
最後にロウ付けです。
ロウは、材料同士をくっつける
接着剤みたいなものです。
プレート状の物をハサミで切って適当なサイズで
使用します。
材質毎に種類や用途があるみたいです。
銀は銀ロウ、金は金ロウ、プラチナはPロウ等。
結局時間が無くて説明を聞いただけで
終わってしまいましたが、
ついに火を使う時間がやって参りました。
…。
ガスバーナーの使い方、空気の量や
火を当てる距離と時間。それにロウの量等…。
まだやってないですが、大変そうです。
ヤスリに慣れてきて、傷だらけの指から
やっと解放されましたが、次から火傷にも
注意しないといけません。
危険がいっぱいです。