貴金属加工_124&125
こんばんは。
今日は、先週先生にバフモーターの使い方を教えてもらう約束をしていたので
リングをいくつか持って学校へ行きました。
いつまでも終わらないピアスの続きからはじめていきます。
考えが足らずガバガバになっていたバチカンを作り直すところからです。
シンプル目で作り直します。
プレートにデザインと折り曲げるおおよその位置をケガキで描いて
糸鋸で切り出します。
刻印を打って、ケガキ通りに曲げてヤスリで成形したのがコレです。
この後ヤスリの目を細かくして最終仕上げ前の前ぐらいまで整えます。
先端をかなり細くしたので、きっとロウ付けもしやすいであろう。
もう少し綺麗にした方がいいかな…。
とりあえずこの辺りでいったんお昼休憩のお時間です。
午後です。
バチカンがようやく出来上がりパーツが全て揃ったので、ロウ付けしていきます。
まずは、楕円に丸カンを通してピアス金具をロウ付けします。
ん、んー?こんな感じでしょうか。
どの角度が適しているか分からないまま付けてしまいました…。
とりあえず、丸カンに対して垂直に立てるのが良さそうな気がしたので
加熱して付け直すことにしました。
失敗しました。
金具がチルっと溶けて短くなってしまったので、ピアス金具を追加で作成します。
の前に、とりあえず準備したもう1つの丸カンにロウを半溶かし状態で付けておきます。
コレで金具をロウ付けする時、ロウの位置を心配することなく
ロウ付けできると思います。
金具を作って、ひとまず保留。
先生にバフモーターの使い方を教えて頂きます。
こんな感じの研磨機のことです。
両サイドの布バフに青棒などの研磨剤を塗布してジュエリーなどを研磨する機械です。
なぜ、今更研磨機の使い方を教わるのかというと…今まで適当だったからです。
キズが無くて、ピカピカのリングを見たら自分の研磨した物だと全然ダメに
見えてしまったからです。
なので、しっかりと先生の話を聞いて覚えます。
注意点
- 回転力が強いので、リングなどを飛ばされない様にしっかりと両手で 把持をする。
- めちゃくちゃ削れるので、ピンピンに角を出したい物は角がダレない様に注意。
- 髪の毛巻き込まれ注意。
説明は以上でした。
実際に先生にお手本を見て頂いていざ実践。
弾き飛ばされそうなリングを両手の指を使って固定し1~2秒当てては位置を変えを
何度か繰り返し、5回目位には激熱でリングが全然持てなくなり吹っ飛んでいきました。
するとどうなるのかというと、色んな所にぶつかった衝撃で大量の凹みだらけになります。
もし、平打ちなら一面全て削り直すところからやり直しになります。
僕は甲丸リングで練習していたので、凹んだ部分をリューターのシリコンポイントで
削って目立たなくなる様ごまかしました。
そして出来たのがコチラ。
ツルンツルンのテカテカになりました、シルバーでも磨けばとても美しくなります。
実は、結構お手伝いして頂きまして半分ほど仕上げて頂きました。
何度も練習しないと扱いが難しいです。
そして熱くて素手では持っていられないので、対策と練習が必要だと分かりました。
平打ちでもやってみましたが、光に当てると研磨跡が見えてしまいます。
出来るようになるまで練習します。
そしてピアスはというと…あと4か所ロウ付けして、仕上げて、石を留めて、
最終仕上げでようやく完成です。
うん、次回また終わらなさそうです。
寒くなって体調崩しやすい季節になってきましたが、来週も頑張ります。
↓minneで作品の公開しています↓
たまに見て頂ければ幸いです。