貴金属加工_116&117
こんばんは。
寒くて、暑かったです。
朝は寒かったので今季初のマフラーを装着して外に出ましたが、5分で外しました。
外出た瞬間だけ寒かったです。
コチラの続きです。
午前も午後も貴金属加工です。
まずは地金を熔解して銀の角棒にする練習です。
前回先生に教わりましたが、自分の技術としてしっかり落とし込む目的で、
地金を熔解して角棒とプレートにしていきます。
大きい方が11gちょっと(角棒)、小さい方は8g(プレート)ちょっとです。
角棒はマスターしましたね、もう一人で出来るもんです。
プレートは角棒にしてからローラーで引き延ばしたんですが、なんか違う。
もしかすると金槌で叩いて締める時に、最初から正方形じゃなくて薄く延ばすように
叩くんですかね…先生に聞けば良かったです。
ココからはピアスの続きです。
先生に既製品のピアス金具のカタログ(原寸大写真)を貸していただいたので、
事前に作っていた丸線で金具を作成して丸カンにロウ付けしました。
失敗しました。
丸線が細過ぎて火があたったら、チュルっと溶けてしまいまして…やり直しです。
丸カンとのロウ付けが難しいのが分かったので、ちょっと作り方を変えまして
先端を丸くして輪に通してロウ付けする方法です。
試作を作ったりロウ付け失敗したりで、午前は終了です。
お昼休みです。
昨日作成した『おうちで簡単平打ち槌目リング』の続きです。
芯金にセーム革を巻いてリングを通して準備完了。
あとは叩くだけです。
実際にやってみて分かったことがいくつかあります。
優しく叩くと、金槌の頭のサイズにかかわらず小さい槌目になります。
大きな槌目にするには、相当強く叩かないとその分の面が出来ないです。
金槌の叩く面に傷が無く綺麗に見えても、インパクトの瞬間若干二度打ちの様に
なったりするので、波や縞模様が出来ます。
そして側面は、想定していたのですが、凹んだ分の肉が全部横に出てくるので
折角平面に整えていましたが、ボコボコになってしまいました。
(側面は一度も叩いていません)
側面にも槌目模様を謳っている様なリングが販売されていれば、リングの内側に
肉が波打ってないか、綺麗な曲面が出ているか確認した方が良いと思いました。
小さな槌目だと、金槌はよっぽど窪まないです。
鏨を使って小刻みに叩くorワックスで槌目テクスチャを作らないと窪まなさそう。
本当に金槌で叩いた槌目模様を探している方は、この辺が注意点です。
僕は側面ツルツルが良いので、この後ペーパーで凹凸を取って磨きました。
完成しました。
もうちょっと大きめの槌目を予定していましたが、雰囲気は掴めました。
材料を切ってから計算すると1時間ぐらいで完成です。
サイズを測って作ったので、僕の指にもピッタリ。
重さは2.32g…110円/gとして材料費税込み280円ぐらいです。
利益度外視で280円なら売れそうですね。
しかし、小遣い稼ぎ程度なら出来そうな気はします。
午後です。
我ながら良い方法を思いついたので、実行しました。
金具のロウ付けを失敗する度、2つ作り直さないといけないので型を作りました。
1個ピアス金具を作って、地金固定材で型を取りました。
コレで同じものを大量生産できます。
こんなイメージで。
型に押し込んでいくだけで作れます、実際にはストレートにした状態で型に押し込みます。
ピアス金具が大量生産出来るようになったので、金具をロウ付けします。
輪にくっつかない様に、適度な間隔をあけています。
バチカンは形状は出来ました。
角を全部取って丸っこくしました、傷がまだ少しあるのでこの後はヘラで潰します。
並べて置いてみました、多分こんな感じになるであろう絵です。
ピアス金具を実際に見たこと無いので、合ってるのかめちゃ不安です…。
パーツは揃いましたが、完成はまだ先です。
磨いて、ロウ付けして、石留めして、最終研磨して。
来週終わるかな。
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たまに見て頂ければ幸いです。