貴金属加工_142&143
こんばんは。
来月頭に卒業制作展があります。
もう卒業しましたが、作品の展示をしてもらえるので
今ある地金で作品を完成させようと思います。
ひたすらやっている木目金です。
とりあえずピカピカにしたいという衝動しかないので、可能な限り凹凸を無くして
傷を取り除いていきます。
バフモーターで外側だけ磨きました。
傷と凹凸が無くなった面を見ると、ツルツルやピカピカというより
ニュルンとした面になるのが好きです。
内側はまだヘラ掛けした筋が残っているので、シリコンポイントと
手バフでゆっくり磨いていきます。
内側は削り過ぎたのか、銅が結構でてきました。
研磨筋が少しあるので作品を提出する前にまた磨こうと思います。
ハートモチーフの木目金です。
模様を出す為に地金がかなり薄くなってしまったので、
ちょっと工夫をしてペンダントにしようと思います。
座を作って厚さを嵩益しようと思います。
Φ1mmの丸線を切って2本準備します。
ロウ付けしまして、コレをハート型の座にしていきます。
よくある石座の様にプレート状から切り出したわけではないので、
ロウ付け面積の多さや形状が全てカーブなので、チョイムズです。
接合面を糸鋸で切ってロウ付けする準備をします。
モチーフに合わせて一旦ロウ付けして、サイズを微調整して合わせます。
この丸線を4点留めの爪にします。
こちらは丸カン用に作った丸線です。
デザインを描いていないので、丸カンは後で完成を想定して
サイズは適当に決めて作っていきます。
爪をロウ付けする前に仮でしあげました。
余分なロウを削って内側の丸みを少し削りました。
爪をロウ付けしました。
予想通りというか想定していましたが、爪を付ける為のロウが
丸線の溝を伝って流れてしまいました。
処理が大変です。
とりあえず邪魔にならない程度に切って、後程余分なロウの処理をして
また仮で仕上げる事にします。
次はメレ用の石座作りです。
以前作っていた、メレの大量生産用にと準備していた物を使います。
石が乗る面をヤスリで削って平面にします。
その後にドリルやラウンドカッターを使って皿モミ加工をします。
糸鋸で必要な長さに切ったところです。
穴の内側にバリが出ているので綺麗にしないとな…。
石がキチンと乗るか確認を怠らない様にします。
後ろの丸線は爪用の丸線です。
時間目いっぱい使ってここまで出来ました。
あとはロウ付けして接合箇所の処理をして全体を整えたら爪で留めて
最終仕上げ…。
来週で終わるか微妙なところですが、何とか形にして作品を展示してもらいたいです。
多分こんな感じになる予定です。
…なんか目みたい。