貴金属加工_140&141
こんばんは。
木目金の地金がやっと出来たので色々と進めていきました。
今回も時系列ではなく、それぞれ書いていきます。
ねじった地金の残りを使って自分の指用のサイズでリングを作っていきます。
失敗しました…。
サイズと成形は上手に出来たんですけど、ロウ付けが失敗でした。
熱し過ぎてロウ付けが出来たか確認する時に、ピンセットでつまんだら
潰れてひしゃげてしまいました…。
温度管理は徹底しなさいという、思し召しでしょう。
全部7分ロウなのでヒジョウニ難しいです。
気を取り直して、地金の模様を整えてローラーで引いていきます。
銅が多いところや銀が多いところを中心に模様を掘ります。
なましてローラーで引いた物を必要な地金分切り分けました。
波模様の下の部分は、もう直観で分かる様になってきました。
ダメっぽいところで、ペラペラはがれそうなところです。
波模様は結局木目っぽくなってしまいました。
左をバチカン、右をメインのモチーフにします。
デザインが思い浮かばなかったので、満足するまでハート型でいきます。
ケガキでハートを描いて糸鋸で切り抜きます。
ヤスリで糸鋸の断面を整えますが、最初から最後まで変わらず貼り合わせた
地金の筋に沿って削っていきます。
淵の部分1mmにケガキで線を描いて、角を取る目印にします。
角を取ったところも別の模様が出るし、チクチク痛いのも無くなるしで
2度おいしいです。
斜めに削って、丸みをもたせてぷっくりしたハートにします。
子のハートはとりあえずこのままで、全体の様子を見て仕上げていきます。
切り出したもう一枚の地金をバチカン用に糸鋸で切り出しました。
先端は折りたたんだ後に削って整える為にちょっと長めの太めにしています。
曲げる前に一度なまして、ヤットコを使って曲げます。
バチカンの先端は丸カンに通す予定なので、もう少し細く削る予定です。
完成したらこんな風になる予定ですが、ちょっと銅身が強過ぎるような気がします。
全体を見ながらシルバーも入れてみます。
地金があったら意外とすんなり出来そうです。
少しローラーで引いて長さを出して、平打ちリングにしていきます。
板厚は0.7mmになってしまいました。
結構薄くなってしまいましたが、たくさん失敗したので上手くいくと思います。
リング状に成型してロウ付けまでしました。
側面のバリやら何やらが多いのは後で処理するので、一先ずロウ付けの確認。
内側にロウが回っていなかったので、ロウを足しました。
(相変わらず傷だらけの指ですみません。。。
更に不足していたので右の画像の様に、モリモリに盛っています。
削ってみて問題無かったので、側面を処理していきます。
糸鋸で切り落とす印をケガキで描きました。
ハートと同じように1mmの位置に印を付けて削っていきます。
模様を出す為と、剥がれを隠す目的でもあります。
少し削っていくと別の模様も出て、同じ模様は二度と出ないので
完成がどんな模様になるか楽しみです。