貴金属加工_164&165
こんばんは。
今日は石を留めて仕上げて完成!の予定です。
と、する為におうちで少し進めていました。
細かいところをホジホジコリコリして銀色を出しました。
クネっていた爪をある程度真っすぐにしてメレをセットする準備をします。
石を置いて高さをチェックします。
一番低い石座に合わせ、真ん中と右の座の座りを少し低くします。
ピンバイスにラウンドカッターをセットして石座の高さを調整します。
手で回して削るので、細かい力加減が出来て良い感じです。
石の高さに合わせて爪をカットしました。
中央4本は共有爪なので石を置いた状態で、少し倒せる長さを目安にしました。
両サイドは石のテーブル面より少し短い位です。
少しだけ先端を丸くしました。
石留め前に魚子鏨で爪を丸くして倒す予定です。
ここからが今日のお話です。
地金固定材に置いてウニを乗せるゲタみたいな土台にセットします。
鏨で叩いた時に動かない様にしっかり固定して
石留めに邪魔になりそうなところは押し込んみました。
鏨で叩いていくと色々と問題が発生しました。
丁度テープで固定している右上の石座ですが(他も…)、想定していたより
かなり低い位置から爪が倒れてしまってめちゃくちゃ長くなってしまいました。
・爪を削る・・・(石が傷つく可能性有)
・糸鋸で切って爪の長さを調整する・・・(石が傷つく可能性有)
・爪を起こす→隙間が出来るので石に当てずにヤスリで削る
上記3パターンで先生に確認して、一番下のパターンにすることにしました。
失敗しました。
石がパキッと割れてしまっております。
パワープレイで爪を起こしていたので他にも影響があって、
画像の下2つの石座と本体のロウ付けが取れてしまいました。
割れている石を更に叩いて割って、石を取り除いて再度爪を起こして
ロウ付け後に新しい石をセットする方向へシフトします。
・・・
何を血迷ったか、全て叩き割ってしまいました。
石は思ったより強かったです。
(おたふく槌の様な小さい物ではなく、金槌と想像できるレベルのサイズと鏨で
連打しても割れなかったです。傷もほぼ付かず。)
全然割れずに石座にダメージがいってしまい傷と変形で激萎えです。
下の大きめの欠片3つを実験的にバーナーで真っ赤になるまで
熱してみましたが、変色もせず溶けもせず割れもせず…
先生を巻き込み3人でどれぐらいまで耐えるのか実験しましたが
キュービックジルコニア激強でした。
安価で硬くて熱にも強いキュービックジルコニアは練習に最適ですね。
(ラウンドのCZは白くなるらしいです。それと無色だから変色しなかったっぽいです。)
地金固定材から外しました。
1個は完全に取れていて、もう一つはギリギリ繋がっている状態です。
石も無いので、加熱して石座を外してその後どうするか検討します。
ロウを削り落として原状復帰を試みます。
創作意欲は激落ちなのですが、そうも言ってられないのでハートシェイプや
ラウンドの石をあてがってみましたが何か違う。
意外と良いデザインだったのかなと、心の中で自画自賛してしまいました。
これでも結構良いような気がしました。
というかやる気が無くなってしまったのか、先生にこのままメレを留めたいと
話をしにいきました。
次回はきちんと完成していることと思います。
(実は爪がちょっと短すぎる問題が発生していますが…)