木目金_2
こんばんは。
昨日の続きです。
今日は昨夜の大雨の影響で列車が大幅遅延でした。
梅雨が終わっても雨に悩まされる日は続きそうです。
さて、講義スタートです。
徐冷した地金を治具から外します。
ポロっと剥がれ落ちる様子もなくきちんと貼り付いているようです。
この後鍛造により厚みを徐々に薄くしていきますが、全て熱間加工で行います。
地金をなまして、熱々の状態を金槌で叩いて薄く伸ばしていきます。
なまし後に1回叩いた状態です。
…
板厚が厚い1枚だけ伸びがめちゃくちゃ悪いです。
上手く拡散接合が出来ていないのか、この後何度なましても
この状態は変わらなかったので隙間が出来て酸化被膜が入ったのか、
材質が違った為に加熱加圧時間が少なかったのか…分かりません。
少し糸鋸で切り始めていますが、厚い部分が伸びずにめり込んだ形状となっています。
けど、中々剥がれる様子がないのでどこかで貼り付いているのは分かりました。
この後角棒と板材様に切り分け別の加工をしていきます。
切断面は思ったより綺麗で、酸化被膜はほぼありませんでした。
端の凹凸?段差から剥がれる原因が生まれがちなので、気になったら削り落とします。
板材はここから広く薄く伸ばしていきます。
ある程度叩いて伸ばしたので、模様を付け始めたかったのですが
加工後に絶対に厄介になると分かっている浮いた一枚を
先に何とかしないといけません。
スキマに工具を突っ込んで少しずつはがし、ペンチで思いっきり引っ張ると
一部強力に貼り付いて取れない箇所がありました…。
それ以外をなんとか切って削って調整しようと思います。
角棒はねじって叩いてローラーで引いて角棒にしました。
やはり少し剥がれが生じたので切って引いてで何とかこの長さになりました。
この後リングにする予定です。
今日は板材や角棒など一番の醍醐味である木目や模様を楽しみながら
出していきましょうの回でした。
ちょーっと時間が足りなかったので、自分で時間を作って進めようと思います。
材質や銀と銅の混ざり合った際の融点の変化等、加工時に必要な
感覚だけでなく知識面でも教えて頂きました。
あまり詳しくは書けない内容みたいですので、ここまで。
終わった後に手を見たらボロボロになっておりました。
治るまで安静にしておきます。
少し話は変わって、
以前鋳造の講座で作成したリングです。
ずっと会社に置いてペン立ての中で眠っていたので、磨いてオブジェにしようと
半分だけ磨きました。
内側までは磨けていませんが、右半分ピカピカにしました。
左側は鋳肌面でガッサガサの右側は綺麗で湯道付きのリングは会社に飾ることにします。
来週は学校がお休みなのでゆっくり過ごそうと思います。