-鋳造依頼してみた結果2-
こんばんは。
今日は一歩も外に出ずに鋳造されたリングをゴリゴリしていました。
雨が大変みたいです。
何も無ければ引き籠もって、危機回避。
さて、昨日返ってきたブツを見ていきます。
形状と重量から。
1.前回も作った手作り風リング
なんかちょっと華奢過ぎたかもしれないです。
重量が思ったより軽いです。
あれ、合ってる…?
2.手作り風リングその2
前回もこのトロっとした感じは作ってたんですが、完全には溶かし付けては
いないんですが、しっかり鋳造出来ています。
何で湯口が外なんだろ、この形状ならまぁいいか。
3.前回のリベンジリング
湯口が2つ。
穴の内側はボコボコです。
多分こういった形状はスが出来たり、気泡で凹凸が出来やすいんだと思います。
幅が広いと歪みやすいので、覚えておかないといけないです。
4.月型甲丸リング(自分用)
なかなか重い。
表面は結構綺麗にしていたんですが、やっぱり凹凸があるのでペーパーヤスリの
1000番位から削らないといけないですね。
スプルーワックスは激太を使用してもらっています。
重量が重いと湯口は太いが1本。
形状が複雑だと湯口は複数。
5.蜜蝋リングその①
ハードワックスと比べると蜜蝋ワックスの方が比重が違いますね。
重いんでしょうか。
蜜蝋ワックス×8.2位が銀の重量かなー。
綺麗に引き目が出ていますが、厚みは均等の方が良さげ。
6.蜜蝋リングその②
巻いた内側の白が取りにくそうです。
ちょっとコレはもっと幅を薄くしたものを巻いたデザインの方が、
鋳造後の加工がしやすかったですね。
7.蜜蝋リングその③
デザイン上歪みやすいですね。
蜜蝋ワックスはしっかり側面等に貼り合わせないと変形しやすい。
引き目はめちゃ綺麗に出てるんですけど、厚みが均等じゃないのが…
8.蜜蝋リングその④
デザインで作ってしまっているんで、加工のことを考えるべきでした。
重量は意外と軽いので、均等な厚みを維持出来たのが良かったです。
巻いた両側の内は多分工具入らないので、研磨剤を塗布したつまようじとかで
コリコリしたらイケるかな。
歪んでるな、鋳造業者さん柔らかいので丁寧に優しく触れて下さい。
9.蜜蝋リングその⑤
太いので大分重くなってしまった。
蜜蝋ワックスの筋目を良い感じで出しつつも、厚さを均等に引き延ばすのは
結構難しいので薄く広くを練習しないといけないですね。
実家に帰った時に誰かにあげよう(プチ失敗)。
10.蜜蝋リングその⑥
重いのは致し方ないですが、引き目が思った以上に出ていない。
真円を出す時、厚いところが変形しにくそう。
裏の貼り合わせたところが汚いので、溶かす練習も必要だ。
11.ワイヤーワックスのペンダントトップ
鋳造自体は上手く上がってきてるけど、たぶん初めてバリが複数出来ている。
ワイヤー系で、絡み合っていると出来やすいのか削るのがめんどい。
ワイヤー同士がくっついている箇所がある。
くっ付けたくない場合は、鋳造に出す前に少し広げた方が良さそうですね。
横から見たらぺったんこです。
合計の重量は、ワックス→4.45g、シルバー→45.83gです。
4.45×10.5+0.5×11=52.23g…
蜜蝋ワックスをごちゃ混ぜだと計算では、かなり幅があります。
請求では、合計46.45gで想定より大分軽いので良し。
4.月型甲丸リングと6.蜜蝋リングその②を仕上げてみました。
途中経過は、すっ飛ばして。
じゃじゃーん
少しでも触ると指紋がついて汚く見えるぐらいビカビカに磨きました。
指にもジャストフィット。
見える範囲では納得の仕上りです。
もうちょっと丁寧にやっておけばと思ったのが、裏抜きです。
金属に置き換わると加工が難しいので、ワックスの状態で
裏抜きを綺麗にしておいておきたかったです。
蜜蝋リングはというと、思ったより良いです。
研磨するのが大変ですが、良い出来です。
小指なら入るので付けてみました、12号サイズです。
指毛がちょっと気になりますけど、無視して見るとなかなかどうでしょう。
蜜蝋で作られた作品は、あまり見かけませんがすごくいいです。
作るのが大変ですが、良い物を作れたと思います。
残りは時間を見て仕上げていきます。