貴金属加工_112&113
こんばんは。
2週間ぶりに通います。
前回は、ずっとやってたハートのペンダントトップの課題がやっとこさ終わったので
イヤリングorピアスの作成に入ったところでした。
(ちょうど石座を作ったところぐらいで終わっていました)
デザインを決めてなかったので、学校に行く前にいくつかデザインを考えます。
とりあえず5個考えて右の2つを合体させたデザインにしました。
石座に丸カンとバチカンを付けて、楕円っぽい物をバチカンに通して
ピアス金具に通す感じです。
適当に配置して確認してみましたので、ある程度出来るかなと思いました。
初めてなので、まず簡単に出来る形状で作ってみます。
午前です、もちろん貴金属加工です。
フクロ爪と並爪用の丸線を準備して、石座を石の座りを良くするように
内側を削りました、全部2セットです。
石はある程度ガードルのちょい下ぐらいまで落としました。
午前は終わりです、全部2セットあるのでこれだけしか進みませんでした。
お昼です。
が、せっかく学校に来たのですから色々とやっていきます。
ご飯はササッとすませて、先日鋳造から返ってきたリングに刻印を打ちます。
軽量化したので指なじみ部分のスペースは少ししかありませんから、
ピンポイントで打ち込みます。
事前に湯口は削り落としています。
灰色と青を混ぜたような粘土の様な物は、地金固定材です。
温めると柔らかくなり、常温で硬くなります。
(僕は熱湯に浸けて柔らかくした後に捏ねて、リングを押し込みました)
やり方が合っているか分かりませんが、地金固定材でリングを固定した状態で
金床の上に置いて刻印を打ちました。
教科書を見ると、鉛の板の上で…みたいな文章がありました。
固定した状態であればズレる事も無いので、この方法一番手っ取り早い気がします。
YouTubeで彫金の動画を見ると、松ヤニを使ったヤニで固定する方法をよく見ます。
刻印は綺麗に打ち込めました。
ついでに蜜蝋で原型を作ったリングの仕上げもしました。
黒光りし過ぎて光を反射しまくって実際の見た目とは少し違いますが、
めちゃ綺麗になりました、真円も出したので完成です。
また別で載せようと思います。
午後です。
午前中に作った爪をロウ付けしました。
左側の石座は3回爪を付け直したので、再加熱した際に溶けたロウ材と一緒に
地金を少し吸収されて窪んでしまいました。
そして、コレです。
Φ1mmの丸線を芯金の3号サイズに合わせて丸くし、ロウ付けした後に
ヤットコに2つ重ねて穴に通し、開くことで楕円にしました。
下半分だけ金槌で叩いて平らな面を作っています。(2セット
並べたらこんな感じです。
あとは、バチカン1つと丸カン2つにピアス金具を2セットずつ作れば準備完了です。
ワックスをしていた方がいたので、ちょっと覗いてみました。
同じ課題をしていたので、どんな感じかちょっと聞いてみましたが
う~ん、やっぱりこの課題は難しいです。
ワックスの完成形と、鋳造後のサンプルが一応あるのですが…
絵と重ねてみても全然小さいんですよね、そりゃ軽いよ…とか思ってしまいました。
コレもまた別で載せようと思います。
来週の土曜日も行く予定なので、次回すぐに着手出来るように
バチカンや丸カンのサイズなんかを詳しく決めておこうと思います。
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たまに見て頂ければ幸いです。