おうち練習(貴金属加工&ワックス加工)_32
こんばんは。
以前熔解して作成した地金の残りを使って、
『おうちで簡単平打ち槌目リング』を作ってみようと思います。
1mm角と2mm角の銀の角棒を作っていましたが、2mm角を使います。
念の為に太さを測ってみます、2.1mmぐらいみたいです。
僕の指はというと、18.7mmなので18号です。
必要な長さは、(18.7+2.1)×3.14=65.3mm
多分計算合ってると思いますが…後でつなぎ目を合わせる作業が必要なので
少し大きめの66.5mmぐらいに糸鋸で切りまして、両端を気持ち斜めに削ります。
このままでは硬くて曲げれないので、バーナーで加熱してなまします。
芯金に通して、木槌で叩いて仮の円にします。
接合面が揃っていないと上手くロウ付け出来ないので、糸鋸で切って接合面を合わせます。
ロウ付けしていきます。
フラックスをたっぷり塗って加熱します。
銀は加熱すると酸化被膜が出来ます、酸化被膜があると溶けたロウが上手く回りません。
フラックスを塗ることで良い感じにロウ付け出来ます。
ロウ材を置いて、バーナーでリング全体を加熱します。
温度が高い方へとロウが動くので、温度差があると上手くロウ付け出来ません。
赤くなってきたら、ロウに火を向けて溶かします。
ジュルっと溶けたら火を離して、希硫酸or類似品で酸洗いした後に水で洗います。
熱でリングが少し開いてしまってロウが不足してしまいましたので、
実際は再度ロウを足しました。
スキマにロウが上手く流れたらリング内側の余分なロウをヤスリで削ります。
真円を出す為に、芯金に通し木槌で叩きます。
内側にスキマが出来たところを叩いて、上下ひっくり返して叩いてを繰り返し
スキマが無くなるまで繰り返します。
(水で洗った後に、綺麗に水けを拭き取らないと画像の様にすぐ錆びます)
側面や正面の余分なロウを削って、ペーパーで面を整えます。
この後金槌で槌目を付けるので、控えめにそこそこのレベルで留めておきます。
槌目を付ける為の金槌…は、鏨を叩く用しか持っていません。
細かいテクスチャを付けたいのであれば良いのですが、大きめの粗く付けたいので
学校に行った時にコンコンしようと思います。
ここまで書きましたが、一般家庭にあるような道具で代用出来る物は少ないです。
YouTubeで小遣い稼ぎみたいなタイトルで、たまに見かけますけどどうしてでしょう。
確かに慣れればそんなに時間がかからずに作れそうですけど、
まだテクスチャや最終の研磨はしていませんが、30分ちょっとです。
売れない様な気がするけどな。
明日は土曜で学校に行くので、叩いてきます。
そして、Amazonで買いました。
手のマネキンです。
ラストで購入し1,780円でしたが、今見たら在庫が増えてて2,280円です。
指のラインは美しいですが、女性ってこんなに指細いんですっけ????
測ったら薬指14mm+αで5号前後サイズです。
色んな太さの女性がいますもんね~。
ワックスも少し進めます。
ハートの裏をスパチュラで薄皮を剥ぐように、軽く形状を整えます。
お次はリングです。
失敗作のちょうど良さそうなワックスがあったので、コレを使います。
9号サイズだったので、とりあえず穴を広げて12号サイズに(デカいかな)。
1.5mm厚ぐらいに外側を削ったら、よく見るVの形にマーキングをします。
普段リングを付けないので、裏側がどうなっているか分からないので
装着性や重心を考えて裏側の形状を考えてみました。
なんか違う。
ペラペラなのか、ハートが厚過ぎるのか、そもそもデザインが下手だったから…
またちょっと考えて試行錯誤してみます。
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たまに見て頂ければ幸いです。