ふみだむブログ

アクセサリー制作のスクールにて勉強中の内容をご紹介しています。

おうち練習(貴金属加工)_37

こんにちは。

 

外は寒いので、昨日の続きをしました。

 とはいっても、リングを削って研磨するだけです。

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木目金のリングはペリペリ剥がれない様に、目の細かいヤスリで少しずつ削ります。

平打ちで作っていましたが、模様をもっと出す為に甲丸リングにします。

800番のペーパーで少しずつ削って甲丸にしました。

表面積が増えてより模様も見えるようになった気がします。f:id:fumidamu:20220206154201j:image

今度はリューターで削っていきます。

600番相当のシリコンポイントでグルっと全体を削っていくと、

傷が残っている箇所がいくつかありました。

傷というより凹みの様な跡なので、もしかしたら途中で剥がれたのかもしれません。

この後ヘラで傷を潰して傷を目立たなくします。f:id:fumidamu:20220206154203j:image

削ると地金が無くなるし、時間もかかります。

地金を締めるという効果も兼ねて、外側内側と指馴染み部もヘラ掛けをします。

光沢が出た分、色のメリハリが無くなってしまった気がします。f:id:fumidamu:20220206154209j:image

シリコンポイント1200番相当で削ります。

ヘラ掛けで出たバリも削っておき、仕上げ前の状態までもっていきます。

パット見はピンクがかったシルバーに見えます。

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研磨剤を付けたバフで磨きました。

ピカピカですが、うっすらと縞模様が見える程度…一応木目金です。f:id:fumidamu:20220206154217j:image

縦で見たり、角度や見方を変えるとうっすら見えます。

削っている時に感じたのですが、たぶん銅の成分が多いせいで手が真っ黒。

酸化した銅の粉が手に付着するとなかなか取れません。

出来れば酸化してもらって経年変化を確認したいところではありますが、

汚れを気にしてしまったのでコーティング剤で覆いました。

一応完成です。

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木目金には基本的にメッキはしません。(無色のメッキが出来れば別ですが…)

銅には煮色着色等の被膜を作る技術が多くあるので、木目金は個性を出すという点で

良いアピールになるのかもしれません。

プラチナや金の木目金であれば、変色は気にならない反面非常に高価ですが…。