貴金属加工_146&147
こんばんは。
土曜日の名古屋の地下鉄はパンパンで人だらけでした。
先週まで卒業制作展へ向けての作品をずっと作っていました。
久しぶりに通常に戻るので、今日はリハビリも兼ねて
ワックスを鋳造後放置していたリングの続きからしていきます。
左が印台リングで、右が甲丸リングに透かしを大量に入れたリングです。
最初に印台リングから。
とりあえず早く磨きたい一心で、ペーパーの1200番まで削りました。
先生からバフモーターで一気に磨くと角は一気に削れてしまうから注意しましょうと
教えて頂いていましたが、角が痛かったので少し丸くしてみることに。
ツルンツルンになるまで磨いていたら角が全部なくなってしまいました。
途中スが3か所出てくるアクシデントはありましたが、鏡になるまで磨きました。
内側は磨けるギリギリまでやってみましたが、これが限界でした。
指紋を恐れて1度しか付けていませんが装着感はなかなかです。
そして甲丸リングです。
こっちもツルンツルンです。
実は甲丸の膨らみが少し足りなかったので、矢坊主を使って内側から叩いて
ボリュームアップしました。
ワックス特有の自然な感じの形状に仕上がったかと思います。
リングとして真円は出していますが、少し歪な左右不揃いな感じです。
女性用サイズで僕の小指にしか入りませんが無くはないなぁ~なんて思いました。
印台リングもそうですが、バフモーターで一気に磨いているのである程度の
傷や溝も無くなりますが角も無くなります。
角や溝を残したい時は、また別のやり方で磨く必要があります。
ついでに、このほっそいリングも放置していたので磨いてきました。
磨く時にツルンとなるこの感じがたまらんです。
こんなことをしていると午前の時間は終わってしまいました。
午後はメレ石を使ったペンダントトップの作成を開始します。
デザインはまだありません。
まずは必要な地金の確保と石座作りからです。
石座用の地金はロウ材のついていない端材から調達致します。
5gぐらい端材の銀があったのでチョコ皿に入れて溶かします。
出来ました。
幅3.1mm×厚さ0.7mm×長さそこそこmmです。
マーキスカットやマーキーズカットと呼ばれるタイプの石座を作ります。
初チャレンジですが、教科書に書いてあるのを参考にとりあえず作ってみます。
さっそく失敗したので、溶かす用の端材行きです。
作り方は色々ありますが、失敗が少なそうで綺麗に作れる方法を先生に教えてもらいました。
溝台と石のRを比べて近い溝に、石座用の地金を当てて矢坊主でRを転写します。
それを繰り返し石の半分のところ+αを糸鋸で切って~を繰り返して2個1で
ロウ付けしたら完成の様なイメージです。
とりあえず数分切り出しました。
ヤスリでロウ付け箇所を整えて、ピンセットで挟みながらロウ付けしたら
形は出来上がりです。
簡単そうですが、Rより長さを整えるのがかなり難しいです。
手持ちの地金はそこそこあるので、デザインを考えつつ作成していきます。
今日はあまり進まなかったです。
お昼休みにチェーンを選んで買ってみました。
ボールチェーンです。
ベネチアンチェーンとどちらにしようか検討していましたが、作品が丸っこいので
ピッタリだと選んでみました。
せっかく作ったので飾ってみようと思いますが、こういう作品を作ったご本人方は
その後どうしてるんでしょう…
普段使いは難しそうなので、やはり箪笥の肥やし状態でしょうか。
来週からはもう少しスピードアップしたいです。