ふみだむブログ

アクセサリー制作のスクールにて勉強中の内容をご紹介しています。

貴金属加工_172&173

こんばんは。

 

今日もフルエタニティリングに石留めをしていきます。

石留め箇所はたくさんありますから、テキパキとすすめていきます。

全部で24石。 

残りは16石と仕上げが残っています。

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まずは石を全て入れて、石が動かない程度の仮留をします。

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余分な爪をニッパーで切り、ヤスリで微調整します。

この時点で少し分かりますが、鋳造されたリングなので、爪の太さがまちまちです。

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カップ型のスチールバーを使って、爪を丸くします。

リューターに付けて丸く削るわけですが、石にあたると石のカット部分で

カタカタ振動がくるのですぐに分かります。

石に当てない様に、一気に削り過ぎない様に低速で慎重に削ります。

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今更ですが、一周丸っと石が入っているので、どこからが作業のスタートか

さっきまでどこの爪を触っていたのか、頻繁に変わらなくなったので、

途中からマジックでマーキングするようにしました。

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それでは魚子鏨を使って、仮止めだった爪を完全に倒していきます。

魚子を専用のハンドル?グリップ?に付けて、爪を垂直に立てて

45度ぐらいに押し当てて爪を倒します。

爪の頭を魚子の先でグリグリ回して整えます。f:id:fumidamu:20220618235746j:image

爪を全部倒し終えました。

マーキングも残っていることですし、仕上げと一緒に削り飛ばします。f:id:fumidamu:20220618235808j:image

仕上げました。

ただ出来は正直あまり良くないです。

・爪が倒し切れていないところがある。

・爪が一直線に並んでいない。

・爪の高さが合っていない。

・爪の太さが一定じゃない。

・石が並行じゃない。

・石の高さがまちまち。

etc…

逆に言えば、エタニティリングを購入する時の注目ポイントだと思えば

綺麗に仕上がった良いリングを選べますよね。

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今回使った道具です。

色んな種類を購入したので、これを買えば必要な道具は揃います。

左上のスチールバーはあっても無くても良さそうです。

(魚子鏨で何とかなります)

+αで必須なのが、5mm位の細めのヤスリと10倍ルーペに魚子用のハンドルです。

それにある程度力を入れながら作業するので、彫刻台があった方が良いかもしれません。

僕はスリ板の上で作業しましたが、リングの強度が弱過ぎて何度も変形してしまいました。

真円を保ちつつ作業するのも、必要かなと感じました。

 

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終わった後に余った時間で作ったボツ作品です。

火を当て過ぎて大分溶けてしまいました。

 

先月からそうですが、今月も仕事が忙しくワックスを触れていないので

来週はワックスをしようかなとも思っています。

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練習用の石はまだまだあるので、引き続き色んな石留めの練習をします。